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雨漏り対策は万全ですか?バルコニーと基礎の防水工事の実例

所在地:東京都世田谷区 / 施工時期:2024年7月

背景と課題:

築20年の2階建て木造住宅にお住まいのお客様からのご依頼です。バルコニーの防水層が劣化し、雨の日に下階のリビングルームの天井に水漏れが発生するようになりました。天井には複数のシミができており、木材の腐食も進んでいることが懸念されました。また、建物の基礎部分にはひび割れが見られ、土台の一部が水で侵食されていることが確認されました。お客様は、「家全体の耐久性が心配で、今後の生活に不安を感じている」とのことでした。

工事の目的と計画:

今回の工事の目的は、バルコニーと基礎部分の防水対策を徹底的に行い、今後の雨水浸入による被害を防ぐことです。また、基礎部分の防水と補強を行うことで、建物全体の安定性と耐久性を高めることも目指しました。お客様の「家を安全で長持ちさせたい」という要望に応じて、以下のような工事を計画しました。

施工内容:

  1. バルコニーの防水工事:
  • 既存防水層の撤去と下地処理:
     バルコニーの既存防水層はひび割れが多く、劣化が進んでいたため、全て撤去しました。床面のひび割れや劣化部分を修復し、新たな防水層を施工するために下地を平滑に整えました。特に、排水口周辺のコンクリートが劣化していたため、補修材を使用して強化しました。
  • FRP防水の施工:
     バルコニーの防水には、軽量で耐久性の高いFRP(繊維強化プラスチック)防水を採用しました。この防水工法は、硬化後に強固で弾力性のある防水膜を形成し、バルコニーのように日常的に使用される場所に最適です。FRP防水は、家具の移動や頻繁な歩行にも耐えられるため、長期間にわたり防水性能を維持します。
  • 排水設備の改善:
     防水工事に加え、排水口の位置と形状を見直し、排水の効率を向上させるために新しい排水設備を設置しました。これにより、水はけが良くなり、雨水が溜まるリスクを大幅に減少させました。
  1. 基礎部分の防水工事:
  • 基礎のひび割れ補修と防水材の塗布:
     基礎部分のひび割れを補修し、内部の水分を除去するための乾燥処理を行いました。その後、基礎全体に防水材を塗布し、コンクリート表面を保護しました。この防水材は、コンクリートの内部に深く浸透して水分の侵入を防ぐ効果があります。
  • 防湿シートの設置:
     基礎周辺に防湿シートを敷設し、土壌からの湿気が建物に浸透するのを防止しました。このシートは耐久性が高く、長期間にわたって湿気対策を行います。特に、地面からの湿気が基礎コンクリートに侵入することを防ぐため、二重の防水対策を施しました。
  • 基礎の補強工事:
     基礎の強度を高めるため、補強材を注入し、地盤の安定性を向上させました。地盤の強化によって、地震や地盤沈下に対する耐久性を強化し、建物全体の安全性を確保しました。

工事後の効果とお客様の声:

バルコニーの水漏れ問題が完全に解消され、下階のリビングルームの天井に新たなシミは発生しなくなりました。基礎部分の防水対策と補強工事により、建物全体の耐久性が向上し、湿気の問題も大幅に改善されました。お客様からは、「これで安心して生活を送ることができる。工事の仕上がりにも非常に満足している」との感謝の言葉をいただきました。また、長期的な視点での安心感が得られ、家族全員が安心して過ごせるようになったとの評価をいただきました。

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